お客様コメント
とても親切に応対していただき、
ありがとうございました。
お値段も他店より高く、大事な品でしたが、
納得して手放すことができました。
東京都 A.登喜子 様(仮名)
鑑定士コメント
こちらはGIAジェムトレーディングラボラトリーの、昔の鑑定書が付いた2ctの縦爪指輪でした。
2006年以後に発行されたGIA鑑定書ですと、ラウンドブリリアントのダイヤには「Very Goog」とか「Good」などのカットグレードが記載されているのですが、こちらはそれ以前に発行された鑑定書のため、その記載がございませんでした。
当店にて検査しましたところ、こちらは深さが「Good」には若干不足しており、その下の「Fair」グレードに相当するダイヤモンドであると判明しました。
また「Fluorescence:Very Strong Blue」ですが、「Fluorescence」は蛍光性を表しています。
蛍光性は目に見えない紫外線を当てた時に石自体が青色などに光って見える性質のことで、多くのダイヤモンドが持つ性質ですが、この性質が強いと自然光の元でも石のベースが若干濁って見える場合があります。
蛍光性の強さは「None」「Faint」「Medium Blue」「Strong Blue」「Very Strong Blue」と分かれており、こちらのダイヤモンドは中でも一番強い「Very Strong Blue」のお石でした。
特にDカラーやEカラーなどハイグレードのダイヤモンドの場合、この蛍光性の強さが市場価値に大きく影響します。それが「Very Strong Blue」ともなりますと、一般的に多くの買い取り店では査定額を大巾に下げる要因となります。
しかし当店が実際に拝見しましたところ、こちらのお石は蛍光性は確かに強いのですが、ベースの濁りはさほど強くはないものでした。
当店は鑑定書に記載されたグレードだけではなく、こうした個々のお石の状態を見極めたうえで市場価値を計算しますので、こちらのお品物は他店よりかなり高い査定額をご提示できたものと思います。
このたびは納得してご利用いただけたとのお言葉を頂き、嬉しい限りです。
今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。