お客様コメント
妻の仏前に売却したこと報告しました。お前が生前80万円で購入し今は120万円の価値があると、自慢し後生大事にしていたダイヤが二束三文。半値か、20~30万幾らと期待して居ましたが、騙されて購入したのでしょう。宝石類は素人が、つられて買うものがじゃないですね。僕は宝石類に興味有りませんから、売却しましたが忠告してあげたいですね、財産にならないと。戯言と聞き流してください。失礼しました。
神奈川県 S.正 様(仮名)
鑑定士コメント
この度は、ご利用ありがとうございました。
奥様の遺品ということで、お売りいただいたお品物には色々な思いがおありになると思います。買った時と、いざ売る時のジュエリーの価格の大きな開きは、宝石が原石からジュエリーとして店頭に並べられるまでの膨大な手間と技術の結果、どうしても生じてしまうものです。ジュエリーには定価が無いため、小売店がその商品を店頭に並べるためにどれだけの手間をかけたかがお値段に反映され、同じグレードの宝石を扱っていてもその小売店によって定価が変わってくる理由となります。お買取金額はそういったジュエリーになるまでの経費はお値段に反映させることは難しいので、純粋な素材としての品質を元にした輸入価格を元にお値段をお付けするわけです。
奥様が大変、大事になさっていたものだと伺いました。元々違う形のジュエリーからリフォームなさったものだとおっしゃってましたね。きっと奥様は、金銭価値があるから大切になさっていたわけではなく、この石自体に強い思い入れがあったのではないでしょうか?女性がジュエリーを身に付けるタイミングは、いつも特別なものです。昔のジュエリーを見つけると、「これは、○○へ旅行へいったときに初めて着けたな」とか、「○○の記念に買ったものだわ」とか、さまざまな思い出が蘇ってきます。きっと奥様も、とても愛着を持ってこのネックレスをお持ちだったのでしょう。お気に入りのものを身に着けてお出かけする時間は、女性にとってとても大切なものですから・・・。
高い買い物なだけに、いざ売るとなると「え?そんな値段!?」と驚かれることはあると思いますが、その分、技術者の汗と涙の結晶であるとご理解いただければと思います。とことんまで使い込んで、本当にいらなくなったときにふと、当店を思い出していただけると嬉しいです。
またいつでも、ご質問等、お待ちしております!