お客様インタビュー 稲垣様(東京都)

2回に亘ってダイヤモンドの指輪やネックレスなどをパンサラッサに売却された稲垣芳雄さん(仮名)。今回は、(株)パンサラッサの平澤社長と共に稲垣さんのご自宅付近である都内白金高輪のAERCITY内カフェに伺い、パンサラッサのダイヤ買取サービスを利用された感想などをお聞きしました。
(取材: ライター 伊東 りり子)

稲垣さんについて

― 稲垣さんのプロフィールを教えていただけますか?

稲垣です。36歳です。
自営業で飲食店などの店舗デザインをしています。
今年、亡き母が残してくれたダイヤの指輪など数点をパンサラッサさんに売却しました。

最初の電話対応の良さに、気軽に行ってみようという気持ちになれました

― 宝石類を売却されようと思ったきっかけを教えてください。

父と離婚した母は私が22歳の時に亡くなり、形見としてダイヤモンドの指輪やブレスレットなど何点かの宝石類を残してくれました。

それらを誰も住んでいない宮崎の実家に残して置くのも心配なので東京に持ってきていたのですが、ずっと、いくらぐらいの価値があるモノなのか見当もつかずしまい込んでいました。

そして、たまたま金の価格が上昇しているというニュースを見て、母の形見のことを思い出したんです。いい機会だし、事業の資金としても活用できればと売却を考え始めました。

― 売却先のお店はどのように検討されましたか?

最初はどこに行けばいいのかまったくわかりませんでした。とりあえず、インターネットで探してみると、ダイヤモンド買取専門店が何店かあることを知りました。ダイヤを売るならやはり専門店がいいのでは?と判断。ネットで特に評判の高いパンサラッサさんに電話を掛けてみたんです。

― パンサラッサの電話の対応はいかでしたか?

電話口に出た女性の鑑定士の方に「一度そちらに伺って、3.18ctのダイヤモンドのほか何点かの宝石類を鑑定して欲しい」と話しました。すると「鑑定をするのは何点でも無料。鑑定をしても、その場で売却を決める必要はなく持ち帰って検討いただいても結構ですよ」といった説明を受けました。この言葉で、かなり気軽な気持ちでお店に行ってみようという気になりましたね。

また、今はネットで地図を見ればすぐに行き方がわかるにもかかわらず、ショップへの道のりを懇切丁寧に説明してくれたのも小さな驚きでした。

「銀座駅または銀座一丁目駅の何番出口を出てどこを曲がってください」といった具合に・・・。非常にわかりやすかったですね。 結果、最初に掛けたこの電話で、パンサラッサさんに対してかなりの好印象を受けました。そこで予約をして伺うことにしたんです。

― その後、他店にも問い合わせをされましたか?

いいえ。ネットでの評判の高さと電話の対応がきわめて良かったパンサラッサさんにまずは行ってみようと。もし電話の対応が感じ悪ければ、他店に行っていたかもしれませんね(笑)。

他店でも鑑定してもらい、パンサラッサさんの良さを再認識

― パンサラッサの店に来られた時の印象はいかがでしたか?

銀座駅から近くてアクセスがいいですよね。ショップに入ると大変きれいで新しいお店という印象でした。広々としていてカフェのような雰囲気でしたね。

― スタッフの対応はいかがでしたか?

電話で話した若い女性鑑定士が対応してくれました。1時間近く、一つひとつ丁寧に鑑定してくれたのを覚えています。顕微鏡のような機械やら秤やら見慣れない最先端機器を使った鑑定の様子はまさにプロという感じでしたね。

― どのような品をいくらで売却されたのですか?

ダイヤのネックレスや18金のリングなど、9点ほどで総額17万円くらいと査定されました。

ダイヤに関しては専門的な観点から見積額の根拠をきちんと事細かに説明してくださったので納得して売却することができました。

また、金は相場があるので、どこの店もさほど変わらないだろうという理由で、見積額に不満はありませんでしたね。 メインの3.18ctのダイヤモンドは179万円と査定されましたが、それだけはその場で売却を決めず、いったん持ち帰りました。

― ここでパンサラッサの平澤社長に伺います。金は稲垣さんのいう通り、どこでも査定額に変わりはないんでしょうか?

お応えします。おっしゃる通り金は相場があるので、どの店でも値のつけ方は大きくは変わりません。ただ厳密に言うと、数百円の違いはあるようですね。

それに引き換えダイヤモンドは、お店によって金額に大きな違いが出るはずです。 ダイヤのグレードを上限ぎりぎりまで見分けるのは、経験の浅い方にはできません。

それができる鑑定士が常駐しているかどうかで、金額は大幅に変わります。

― 3.18ctのダイヤモンドはなぜ売却せず、いったん持ち帰られたのですか?

パンサラッサさんの査定額には充分満足していたのですが、ふと、他店ではどれくらいの値が付けられるのか興味が湧いたんです。そこでいったん持ち帰り、他のショップをネットで探してみることにしました。

大体のあたりを付け数日後に行ってみた上野駅近くのその街は、同じようなお店が密集していて、独特の雰囲気を感じました。思い切ってあるビル2階の小さな店に飛び込んでみると、若い男性スタッフが応対してくれました。あとから社長も出て来てルーペのようなものを覗いて査定。その結果、約150万円と告げられました。

― パンサラッサの査定額とは大きな開きがありますね

そうなんです。パンサラッサさんでは179万円の査定でしたから、これほどまでに違うのかと愕然としました。
傷がついているのでこれ以上は値は上がらないというのが店の答えでした。 査定額への不満はもちろん、接客態度にも違和感を感じ、その店を後にしました。

― そのあと、他の店には行かれなかったんですか?

私の個人的感想ですが、そこは似たような店が密集している街だったので、店同士、協定が結ばれていて、どこに行っても大体同じ金額なのでは?と判断しました。他店との比較検討はそれ以上は無意味かと。そしてこの時、パンサラッサさんの良さを改めて感じました。

先ほどお話しした店も含め「貴金属なら何でも買い取ります」といった何でも屋の業者さんより、専門店ならではの知識や接客、スタッフのプロフェッショナルぶりが際立っているのがパンサラッサさん。 そこでもう迷うことなくパンサラッサさんに売却することを決めました。
他店には一切行かず、数日後にパンサラッサさんのお店に再度出向き、179万円で買い取ってもらいました。

■お買取金額¥1,796,700-
■お品物 Pt900ダイヤモンドリング
■主石 3.188ctの刻印
■鑑定書 無し

〈このお品物を査定した鑑定士のコメント〉

こちらのダイヤモンドはたいへん透明度が高く、カラーはEカラー以上と思われました。テーブル(ダイヤ上部の平たい部分)近くにフェザー(羽根状の内包物)がありましたが、目立つほどではありませんでした。カットもバランスが良く、カットグレードはGoodと判断しましたので、同等クラスのダイヤ輸入価格から計算し、めいっぱいのお値段をつけさせて頂きました。

― 平澤社長に伺います。スタッフがプロと感じてもらえる要素はなんでしょうか?

ダイヤモンドを鑑定するために必要な国家資格はありません。でも当社では民間資格であるGIA(米国宝石学会)やF.G.A(英国宝石学協会)の資格を取得した鑑定士を採用し、査定をさせています。

ただし、専門学校などで資格を取得しても、すぐに接客及び査定はさせません。
半年から1年以上の訓練を積ませるのはウチでは常識。やはりダイヤモンド専門店である以上、鑑定スタッフの鑑定力の高さは一流でなければならないと思っています。

そのため、鑑定スタッフの育成には特に時間と労力を掛け『プロフェッショナル』と誰が見ても言われる知識と鑑定力、そして人間性さえも高い質を備えた者を店頭に出すことにこだわり続けています。
それが、ありがたくもプロと言っていただける由縁かもしれません。

― パンサラッサが銀座に店を構えている点についてはプラス材料でしたか?

ええ。以前、板前をしていた時、新橋で働いていたので、近くの銀座にはよく来ていて馴染があったんです。それもパンサラッサさんへの親しみやすさに繋がったのかもしれません。

買取後の品はどうするのか?

― ご売却後に何か疑問や不安などはありませんでしたか?

不安は特になかったのですが、買い取ったダイヤや枠はその後、どうなるのだろう?と思いました。

― 再び平澤社長に伺います。買い取った品はどうされているのですか?

稲垣様のお品物のようなダイヤの立爪リングの場合は、枠の貴金属部分ははずして溶かすことになります。石は、磨きなおして再度、鑑定し直します。 また、そのまま中古の製品として販売できる可能性のあるものは、製品評価を加算したお値段で買い取させていただき、仕上げ直しをしてお店に並べる場合もあります。

母に助けられたと感謝しています

― お母様の形見を売却されることについては、抵抗はありませんでしたか?

もちろんありました。でも、私は男性なので指輪などを身に着けるわけではないですし、いつまでも持っていても仕方ないですからね。今回は、事業の資金に必要だったので、母が助けてくれたと感謝しています。

― 古い物を売却することについて抵抗は?

私が20代の頃は、東南アジアで買ってきた服や自分の古着をフリーマーケットで売ったりしていました。当時は古着ブームも手伝い、良く売れました。だからモノを売ることに抵抗はないんです。

― 今後も、パンサラッサを利用されたいですか?

ええ、ぜひ。残っているモノがまだまだありますしね。

稲垣様、本日はお忙しい中、 貴重なお話をありがとうございました。(取材: ライター 伊東 りり子)